年の終わりである大晦日の深夜から元旦にかけて撞く鐘のことを除夜の鐘という。
修行中に先輩の和尚さんから「鐘の音は一回とか一打ではなく一声、二声と数えなさい」、
「おしゃか様の声のように、広く、綺麗に、響きわたるように丁寧に撞きなさい」とも教えていただいたのを思い出す。
鐘の音は強く撞けば強く、弱く撞けば弱く、気持ちを込めて撞けば気持ちのこもった音が響き渡る。
大雄寺では1年の節目である大晦日から元旦にかけて、どなたでも除夜の鐘を鳴らすことができます。
どうぞ、節目の日に願いを込めて撞いてください。
鐘の撞きはじめは11時45分、閉門は1時頃を予定しております。
撞きはじめには本堂より各お堂で僧侶による読経が開始され、新しい年を迎えるにあたり、良い年であるよう祈願いたします。
また、境内ではろうそくを灯し、総門横では生姜湯を接待いたします。
どうぞ、温かい恰好をしてご家族でお越しください。