私が、坐禅会に参加させていただくようになり、六・七年になります。考えてみると、もうそんなになるのかと思います。
始めたころは、そんなに長く続かないのではないかと思いましたが、今では坐禅会出席者の中でも古参になってしまいました。
私が、坐禅会に出席するようななった理由は、私の勤務している会社の社長の勧めもあり、慌て者の性格を直したいと思い、参加するようになりました。
私が、坐禅をするようになり変わった点は、朝、早起きするようになりました。日曜日は今まで遅かったのですが、坐禅がない日でも早起きするようになりました。
次に坐禅をするようになり、以前より季節を感じるようになりました。春の鳥の声、夏の暑さ、秋の虫の声、冬の寒さ、四季折々の草花の美しさ、以前はあまり感じませんでしたが、坐禅に参加するようになり、以前より感じられるようになりました。
逆に、なかなか進歩できない点は、坐禅をするときには、坐禅の姿勢を崩さないように只ひたすらに何も考えずに行うものなのですが、つい雑念が入ってしまい、考えを巡らせてしまうことです。そうゆう雑念には、気をとらわれず行おうと思うのですが、未だにできません。
最後に、坐禅をやっていて良かった点は、達成感が得られることです。年に一度か二度しかないのですが、足が痺れずに終わろうとした時の気持ちよさ、それに真冬に裸足で坐禅を行い、冬が終わり暖かくなったときの達成感がたまりません。
これからの目標としては、未だに達成されていませんが、一年間、二十四回休まずに参加したいことと、すぐには変わらないかもしれませんが、坐禅を通してゆとりのある慌てない性格に変わられたらと思います。