大雄寺の山内墓地は、約480区画程ある。平成6年に墓参道をコンクリート舗装に整備した。以前よりお参りがし易くなった。また、各家の墓地も整備され、時に弁当をひろげ花見をするなど、公園を思わせる霊園となってきている。大変喜ばしい。
8月に入ると、家族ぐるみで土、日を利用して、お盆を迎える準備のため墓地掃除に大勢集まってくる。あちらこちらに親子づれで、あるいは孫を連れて草取りや植木の刈り込み、墓石洗いなど山内墓地は大いに賑わう。
ご先祖さまへの感謝の気持ちを捧げるための大切な行事、お盆が間近に迫ってきた。
私も墓参道の除草や亡僧墓地(歴代住職墓地)の清掃を始める時でもある。
「お盆」は、13日にお迎えし、14日、15日は、それぞれの家で精霊棚を設けご先祖さまに供物を供え、団欒を過ごし、16日は送り盆。あわただしく過ぎていく。
お盆は、ご先祖さまをお迎えする準備期間が特に重要と思う。家族みんなで墓掃除、墓掃除をしながらの会話、この目で確認できるご先祖さまの数、受け継ぎ受け継がれてきた生命のバトン・タッチ、私たちが今生きているということは、ご先祖の代表者として生きているということなどなど。貴重な人間教育が育まれていくものだ。
「ご先祖さまへの感謝の気持ちを捧げる」というお盆の行事から、子供たちの心を育てる糧にしていただきたい。
▲山内墓地 |
お墓とは
たった一度しかいただくことのできないこの生命を この肉体を |