お釈迦さまの弟子に、チューダ・パンタカという物覚えの悪い愚かな修行者がいました。ある日お釈迦さまからホーキ1本を渡され、一生懸命掃除をすることを約束し、「チリを払い、垢を除かん」と心に念じ一筋に掃除をし続けました。
掃除は己の行として、己をみがく、心をみがくことと悟りました。お釈迦さまの教えを伝える立派なお弟子となったと言う有名な教えがあります。
この教えをロータリークラブの社会奉仕活動の実践にと考えていたところ、本年青少年の健全育成、教育に重点目標となった機会を生かすため、公衆トイレ清掃奉仕活動を子供達と共に実施することと致しました。
幸い黒羽中学校の理解を得て、9月末黒羽中学校全校生徒朝の会に出向き、奉仕活動への参加を呼びかけました。
トイレ清掃ということで参加者は4~5名程度と予想していましたが、嬉しいことに40名の生徒が、自主的に参加する旨の報告を10月末に連絡をいただきました。
当日果たして何人の生徒が集まるか心配でしたが、予定どおり40名の生徒が集まってきました。天候が少々心配でしたが、お蔭様で雨に降られることなく実施することができました。
「心をみがく…町内公衆トイレ清掃奉仕活動」と銘打って、11月10日第2土曜日午前9時より4ヵ所の公衆トイレを清掃しました。
実践場所
以上4ヵ所の公衆トイレの清掃を実践。1ヵ所10人のグループに編成し、2名のロータリアンが付添いと指導にあたリ共にトイレ掃除をしました。
便器を雑巾で拭く。側面のタイルや板張りを拭く。天上や高い所を雑巾で拭く。照明器具や窓ガラスなどを拭く。最後に床を水洗いして終了。
生徒の感想
社会奉仕委員長(倉澤良裕)の感想
私が学校に出向いて公衆トイレ清掃活動を、私たちロータリークラブの人たちと一緒にやりませんか、と声を掛けましたが、実際に何人の生徒が参加してくれるものかと不安でした。
嬉しいことに40名という大勢の皆さんが参加してくれました。
このような活動に参加しようと心に思ったことが、本当に大事なことです。
そして、今日実際に便器をピカピカに磨き、綺麗にトイレを掃除しました。
それも公衆トイレでした。
自ら進んで社会奉仕活動に参加することができたこと、本当に有難うございました。
この活動は、社会への奉仕としては、小さな1本のローソクの炎かもしれませんが、幾つものローソクの炎が集まれば周囲を明るく輝かしてくれると同じように他の地区にも広まることを願っております。
本日は本当にご苦労様でした。