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一口法話


只管打坐(しかんたざ)

投稿日:2008年07月26日

禅宗には曹洞宗、臨済宗、黄檗宗の3つの宗派があります。それぞれの開祖は、曹洞宗は道元さま、臨済宗は栄西さま、黄檗宗は隠元さまです。
道元と栄西は、日本の僧で中国へ留学して禅を学び伝えました。隠元は、中国僧で日本に渡り帰化し禅を弘めました。インゲン豆は隠元禅師が中国から持ってきた豆でよく知られています。

道元の坐禅は、「只管打坐(しかんたざ)」であります。「ただ ひたすらに坐る」という意味です。「それに成りきること」であり、坐禅は、坐ることに成りきることであります。体と心が一つになるということです。

背筋を伸ばし体が真っ直ぐになれば、心が真っ直ぐになる。心が真っ直ぐになれば、思うことが真っ直ぐになる。「形は心をつくる」ということです。

『毎朝仏壇を前にして、体を真っ直ぐにして、線香を真っ直ぐに立てて、自分の鼻筋と線香とご本尊さまの鼻筋が真っ直ぐになるように坐る。そして、真っ直ぐになった心と体とを活かすこと。毎朝3分でも5分でもよい、仏壇に向かって実行してください。』と永平寺の宮崎禅師さまが、平易におっしゃっています。
さあ、きょうから実行しましょう!

 

大雄寺住職 倉澤良裕 記す


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