現在の作業の動画をクリック
かや葺き屋根の寿命は25年が目安となります。
そういった意味で、かや葺き屋根の建物を作ることが原則的に禁止されている日本において、葺き替え作業をみる機会はほとんどなくなりました。
日本古来から伝わるかや屋根は吸音性に優れていることから雨音がほとんどせず、温度や湿度をある程度一定に保つことのできる素晴らしい特徴があります。
さらに、不要となった茅はすべて栄養たっぷりの堆肥となり、廃材を一切出さない無駄のない屋根材です。
大雄寺の大きな特徴ともいえる本堂のかやぶき屋根を20年ぶりに補修しております。
国指定重要文化財となり初めての工事で、補修方法は傷んだ部分を取り除き新しい茅を差し入れていく「差茅」となります。 補修業者は宮城県の熊谷産業で、数多く文化財補修を手掛けている業者です。
尚、補修中も参拝はできますので、是非この機会に補修作業をご覧いただきながらご参拝ください。
補修工事は令和2年1月6日~3月20日を予定しております。